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おしゃれなm9フォームを4つの違う場面で使う方法【ギターコード】

ギター おしゃれ コード

自分のギタープレイがイマイチおしゃれにならない人

「ありきたりのコードフォームばかりでなんだか飽きちゃった。色んなコードフォームが覚えられない、使いこなせない。簡単におしゃれなギターを弾くコツを教えてください!」

 

こういう疑問に答えます。

本記事の内容

  • おしゃれなm9フォームを4つの違う場面で使う方法【ギターコード】
  • Case1:6弦ルートのマイナーナインスフォームとして使う
  • Case2:M7の転回形として使う
  • Case3:オンコードのテンションとして使う
  • Case4:オルタードとして使う【アドバンス編】

先日こういうツイートをしました。

ギターの合理的な仕組みをうまく利用すると、1つの同じコードフォームを色んな場面で使うことができるようになります。

僕自身、30年のギター歴の中で「いかに覚えることを少なくして効率的にギターを弾くか」ということをいつも考えてきました。そして、音楽の仕組みそのものが ”効率的であることを許している部分” がたくさんあることに気づきました。

その音楽の性質をギターで利用しない手はありません。

では実際に見ていきましょう♪

※この記事は5分ほどで読み終わります

おしゃれなm9フォームを4つの違う場面で使う方法【ギターコード】

おしゃれなm9フォームを4つの違う場面で使う方法【ギターコード】

今回使うのはこのマイナーナインスフォームです

まずは今回の主役、このコードフォームを押さえてみましょう♪

ギターコード おしゃれ マイナーナインス

なぜ同じコードフォームを違う場面でも使えるのか?

このマイナーナインスフォームの和音は、ルートが決まってないのでまだコードネームが決まっていません。コードネームが決まっていないということは、メジャーなのかマイナーなのか、コードの役目(機能)も決まってないということです。

こちらの記事も参考にしてください♪

ギター コードネーム 音楽理論【ギター】コードネームの仕組みを知ろう!Part1【音楽理論】

このマイナーナインスフォームにルートがプラスされれば、コードネームも機能も決まります。

ルートが何になるかによって、一つの同じコードフォームでもさまざまな違うコードになる

ということです。同じ食材(コードトーン)でも、料理する人(ルート)が変われば様々な料理になるのと同じですね。

今回はこのマイナーナインスフォームという食材を、4つの違う料理にしていく方法を見ていきましょう♪

Case1:6弦ルートのマイナーナインスフォームとして使う

Case1:6弦ルートのマイナーナインスフォームとして使う

まずは一番シンプルな”そのままの味で”→マイナーナインス

さっきのコードダイアグラムにこのルートを足します。

ギターコード おしゃれ マイナーナインス
赤丸のポジションにルートを想定します。

このダイアグラムでは5Fなので、このコードフォームのコードネームはAm7(9)になります。

注意
今回の記事ではm7(9)とm9は同じものとして扱います

おしゃれな使い方→ネオソウル風【2019年版】

普通のマイナーコードならいつでもこのマイナーナインスに置き換えることができます。

▼下のようなソウル/AOR風のコード進行をそのまま弾くと、、、

ギターコード おしゃれ

このAm7とGm7をマイナーナインスフォームに置き換えると、、、

ギターコード お洒落

ネオソウル風なマイナーの平行進行も全部マイナーナインスフォームでおシャレに変身します

ギターコード おしゃれ

Case2:M7の転回形として使う

Case2:M7の転回形として使う

メジャーだがちょっと憂いのある響き→メジャーセブンス

今度はここにルートを想定します。

ギターコード おしゃれな
Rは弾かずに省略しましょう。

この場合はCM7になります。

Am7(9)と全く同じフォームですね。

おしゃれな使い方→コードフォームを変えない(ステイ)

|C      |Am7     |Dm7       |G7        |

というようなコード進行をおしゃれアレンジに変えたい時に、C→CM7、Am7→Am7(9)とすればコードフォームを変えずにすみます。

ギターコード おしゃれ

Case3:オンコードのテンションとして使う

Case3:オンコードのテンションとして使う

セブンスコードをオンコードに置き換え

次はここにルートをもってきます。

ギターコード おしゃれ
実際には人差し指で5弦〜2弦までセーハします。

このポジションの場合は Dm9/Gとなり、G7とコードの機能が同じになるので置き換えることができます。

おしゃれな使い方→ツーファイブを同じコードフォームで(ステイ)

6弦ルートのm7→5弦ルートの7とコードチェンジする場合に、マイナーナインスフォームに置き換えることで同じフォームが使えます。

▼最初に出てきたこの進行も下のように弾くことができます。

おしゃれ ギターコード

▼ちょっと極端ですが、全部同じフォームで弾くこともできますね

ギターコード おしゃれ

Case4:オルタードとして使う【アドバンス編】

Case4:オルタードとして使う【アドバンス編】

これは少しアドバンスな内容になりますが、オルタードの代理フォームとして使うこともできます。

G7のオルタードを裏コードであるDb7に置き換え、さらに代理コードであるAbm9/Dbに置き換えると、マイナーナインスフォームが使えます。

ややこしい話ですが、理論的には合っています。

▼かなりジャジーですが、こんな風に使えます。

ある意味ロバート・グラスパー以降のPOPS内でのネオジャズ/ネオソウル的解釈と言えなくもないですね。

裏コード おしゃれ ギターコード

まとめ

  • 同じ素材でも色んな違った表現ができる
  • マイナーナインスフォームは少しオトナな都会的な雰囲気
  • 平行移動させたりステイさせたりで、簡単におしゃれで知的な感じになる

ということで今回は以上となります。

後半は少し濃ゆ目の内容になりましたが、同じコードフォームを使って遊ぶ、という感覚で色々やってみてください。

簡単、シンプル、合理的、コスパの良い方法でおしゃれコードの使い手になりましょう♪