
「作曲するときに簡単でかっこいいコード進行が知りたい。洋楽っぽい感じに仕上げたい。初心者でもすぐに作曲ができるコード進行はありますか?」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- たった一つのコード進行で無限に作曲する方法【結論】
- 4ー1ー5ー6進行【超おすすめ】
この記事を書いている僕は、アーティスト、作曲家、アレンジャーとして様々な実績があります。その経験をもとに「シンプルだけど絶対使えるコード進行」を分かりやすく説明します。
聞きやすくて、売れてる曲のコード進行って何か法則があるんですか?
あります。
その法則を覚えて、自分の曲でもどんどん使っていきましょう♪
たった一つのコード進行から無限に作曲できるようになります。
では実際に見ていきましょう!
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
たった1つのコード進行で無限に作曲する方法
結論から書きますと、6415進行を使います。
6415って何?
6415(ロクヨンイチゴー)とはダイアトニックコードでの度数表記になります。
理論的な話は置いといて…具体的なコード進行は、このようになります。
★キーC(Am)の場合
| Am F | C G |
実際にギターで弾いてみましょう。どうですか?どこかで聞いたことがあるようなイイ感じのコード進行ですね。
このコード進行に簡単なメロディを載せてみましょう♪
ラーシードーー ドーレーミーレーと非常にシンプルなメロディですが、雰囲気出てますね。
切なく、でも力強く、前向きに歩き出す感じとか、様々な情景が浮かびます。
アコギでストロークを弾きながら、思いつくままにメロディを歌ってみましょう♪
アコギ作曲ではまずAmとEmから
アコギでこの6415進行を使って作曲する場合は、AmとEmの2つの簡単なキーを使いましょう。
簡単なキーを弾くことで、メロディが頭に自然に浮かぶ、という「作曲脳」の状態にすることができます。
難しいキーだと弾くだけでストレスですからね。リラックスした状態で楽しくメロディを歌っていきましょう♪
★Amから始まる6415進行
| Am F |C G |
★Emから始まる6415進行
| Em C |G D |
テンポ80前後、ストロークはシンプルに各コード2回ダウンストロークで。慣れたら16ビートストロークでも良いです。
EDMや4つ打ちの曲にしたい場合は、テンポを128前後に上げて1小節ずつにコードチェンジするのもありです。
★キーAm
|Am |F |C |G |
★キーEm
|Em |C |G |D |
自分のキーと合わないときはカポを使う
歌っていて自分の声の音域と合わないとき、もっとメロディ全体を上げたい or 下げたいときはカポ(カポタスト)を使います。
AmかEmかどちらかのコード進行をカポで調整すれば、全てのキーに対応できますよ♪アコギ弾き、アコギで作曲をするシンガソングライターの方はカポは必ず持っておきましょう。
ライブの場合は、付け外しが簡単なバネタイプがオススメです。
うちの教室でも採用している Phoenix フェニックスのワンタッチギターカポ は、手頃な値段ですがカポとしては十分使えます。
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レコーディングのときなどで、より精度が高く、頻繁に付け外しをしない場合は、SHUBB(シャブ)C1がおすすめ。
ネジで「カポの押さえる強さ」を調整することができるので、アコギやエレキでも弦のテンションに合ったチューニングの狂いにくい強さでカポをすることができます。
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6415進行を使った楽曲の参考例
はっきりいって星の数ほどあります。それだけこのコード進行が耳心地の良い、かっこいい曲になるという証拠です。
ほんの一部ですが紹介します。
★Avicii「Wake Me Up」
言わずと知れたEDM系の超人気アーティストAvicii。
この曲では2カポでキーAmの6415進行を使っています。しかもほぼラストまでずーっとこのコード進行の繰り返しです。
★Joan Osborne「One Of Us」
1995年に発表されグラミー賞を総なめしたジョン・オズボーンの名曲です。サビのメロディを弾く冒頭のギターフレーズから「この曲は絶対に良い曲だ!」と確信できるものになってますね。
2カポでキーEmでの6415進行(本来のコードでいうと F#mーDーAーEです)になってます。
この楽曲が収録されたアルバム「Relish」は捨て曲なしの名アルバムなのでオススメです。
★華原朋美「華」
手前味噌ですが、僕も実際につかってますよという証拠です。
僕の作曲した楽曲、華原朋美さんの「華」のサビもこの6415進行の繰り返しになっています。マイナーキーのトニックで始まるので「グッとくる感じ」が作りやすく、僕自身も得意のパターンになってます。
4−1−5ー6進行【超おすすめ】
冒頭で「たった一つのコード進行から無限に曲が作れる」と書きました。6415進行から生まれた超ポップなコード進行を見ていきましょう♪
順番そのままで始まるコードを変えるだけ
6415 6415 6415、、、、
4から始めたら 4156 になりますね。
これも様々な曲で使われている超王道ポップコード進行です!
★キーCの場合
| F C | G Am |
★キーGの場合
| C G | D Em |
どんなイメージでしょうか?
6415進行と比べて、ちょっとキュンとする感じが強くなった気がします。過ぎ去った時間を思い出して切なくなるような、恋愛を歌ったバラードにはピッタリ合いますね。
大ヒットJ-POPでの使われ方
では実際のヒット曲の中での使われ方を見ていきましょう♪
★米津玄師「Lemon」
米津玄師の「Lemon」2018年J-POPのスーパーヒット曲ですね。
この曲のサビでは、4カポでキーGの4156進行が使われています(オリジナルは EーBーF#ーG#m)。このコード進行そのまま繰り返すのではなく、毎回少しづつ変化をつけるというJ-POPらしい手法が使われています。そのまま繰り返せば洋楽らしい雰囲気になります(楽曲の方向性コントロール)。
★椎名林檎「ギブス」
もはや懐かしい感じになってますが、椎名林檎の「ギブス」こちらも超名曲ですね。しかもキーGという、まさにギターでかき鳴らすためのキーになってます(もちろんそれを意識してのアレンジ)。
★Trine Rein「Just Missed The Train」
Trine ReinのJust Missed The Trainです。こちらもさらに古いですが名曲ですね♪
「ギブス」とキーが同じでGです。
同じキーで女性キーとなると楽曲の雰囲気が似てくるのは仕方ないですが、既存の曲を参考にして、自分のオリジナル曲を作るという練習もできますね。
まとめ
- まずはAmかEmの6415進行を使ってみる
- よりバラードっぽくしたいときは4156進行にする
- 繰り返して使えば洋楽っぽい雰囲気の曲になる
ということで今回は以上となります。
まとめの3番目にも書きましたが、今回はかなり洋楽っぽいアプローチの方法になります。スタイリッシュで古くさくならない楽曲にしたいときは、どんどん使っていきましょう♪同じコード進行を使ったとしても、書けば書くほどオリジナリティの溢れた曲になります。
楽しんで作曲していってくださいね♪
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