
自分のギターの上達の早さに不安がある人
「ギター練習してるけど、自分の上達速度って遅いのかな?他の人はどうなんだろうか?考えてると落ち込みます。皆さんの上達速度が知りたいです」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- あなたのギターの上達速度は遅いのか?早いのか?【ケース別実例あり】
- 自主練習時間による上達速度の差→練習時間と上達速度は比例する【結論】
- ギター練習で大切なマインド
先日こういうツイートをしました。
時々、他の生徒さんや他人のギターの上達具合を凄く気にする生徒さんがいます😌自分の練習が進まず焦るし、気持ちは分かりますが、何も心配する必要はありません。他人がギターが上手い事と、あなたがなかなか上達しないことは全く無関係だからです。自分のペースで穏やかに日々ギターを弾きましょう👍
— ゆき@ギターレッスンテキスト無料公開中🎸 (@manic_lab) May 2, 2019
自分以外の人がどれくらいのペースで上達していくのか、やはり気になる方も多いですね。
この記事を書いている僕は、現在約60名の生徒さんにギターを教えています。
過去も累計すれば350名以上にギターを教えてきました。
他の人がどういう過程で上達するのか、その上達速度は、僕のように多数の方を教えている人にしか分からないことです。
今回は実際のデータをもとに、いくつかのケースを紹介します。
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
あなたのギターの上達速度は遅いのか?早いのか?【実例あり】
今回は4つのケースを取り上げます。
・社会的役割
・月のレッスン回数
・1週間の練習時間
によってケースを分けています。
データとしては
普通の大人用ギターが弾ける年齢の方で、アコギを全くゼロから始めた初心者の場合
をギター練習0日目〜タイムラインで紹介します。
普通にアコギ弾き語りができる程度まで、どういう練習過程をたどるのかも参考になると思います。
では順に見ていきましょう。
Case1:社会人・月3回レッスン・練習3h/週
生徒さんの40%がこのケースに当てはまります。一番多いケースです。
1週間の練習時間は、日によってバラバラ、休みの日にまとめて1時間とか、トータルで週に3時間くらいのケースです。
・単音ドレミだけ弾ける。
・コード2つずつの組み合わせでコードチェンジの練習→右手はダウンストロークのみ(テンポ60)
・コード2つずつのチェンジ練習継続。
・単音はドレミ1オクターブポジション覚える。
・コードCが5〜2弦までは何とか鳴るようになる。
・0〜3FでのCメジャースケールが弾ける。
・右手はタンタタ タンタタと、アップストロークの入った簡単なストロークを練習し始める。
・0〜3FでのCメジャースケールを間違わずに弾けるようになる。
・0〜3FでのCメジャースケールをオルタネイトピッキングで弾ける(テンポ70の4分音符)。
・8ビート基本ストローク(タンタタ ンタタタ)ができる。
・初心者用の曲(空も飛べるはず、など)が頑張って何となく弾ける。
・とはいえ、CやFがまだ完全に鳴るわけではない。
・自分の好きな曲をネットでコード進行を探し、簡単な曲なら何となく弾けるようになる。
・3〜5FのCメジャースケールを覚える。
・ハンマリングやプリングなどのテクニックも少し覚える。
・カポを使えばたいていの曲のコードは押さえられる。
・ローコードが綺麗に鳴り始める。
・バレーコードの仕組みを覚え始めるが「Ebm」とか急に言われてもまだすぐには弾けない。
・ソロギターもやってみたいが、まだ少し難しい。
・16ビートの右手の振り方のコツをつかみ始める。
・メジャー、マイナーであれば大体のコードは弾ける。
・8FあたりまでのCメジャースケールは弾ける。
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Case2 :高校生・月2〜3回レッスン・練習5h/週
次に高校生の一般的なケースです。
生徒さんの25%が当てはまります。
練習時間は結構多めに取れて、週に5時間ほど。
どの生徒さんにも言えることですが、初心者で始めた場合、タイムラインの最初の方は同じ過程になります。
僕の経験上、上達速度は早いタイプですね。
・単音ドレミだけ、「カエルの歌」が弾ける。
・CーDmはなかなか難しい。
・Cが何となく鳴り始める
・右手はまだダウンストロークのみ
・0〜3FでのCメジャースケールを練習中。
・Fコードも押さえ始め、音はまだ完全に鳴らないが、CーFなどのコードチェンジも少しづつできるようになる。
・空も飛べるはず、をダウンだけなら何とか弾ける。
・0〜3Fでのメジャースケールは大体覚えた。
・8ビート基本ストロークで「空も飛べるはず」が何となく弾ける。
・自分の好きな曲をネット検索でコードを見ながら何となく弾ける。
・Cは大体音が鳴るようになる。Fはもうちょい鳴らないこともある。
・3〜5Fのメジャースケールを練習し始める。
・8ビートの曲ならカポを使ってキーCやキーGにすれば大体弾ける。
・16ビートにも少しチャレンジし始める。
・3〜5FのCメジャースケールをテンポ70の8分音符でオルタネイトピッキングで弾ける。
・テンポ70の16ビートのバラード曲で、2拍ごとにコードチェンジするような曲も弾ける。
・キーDやキーAの曲もカポなしで弾ける。
・ピック弾きで低音弦と高音弦を弾き分けられるようになる。
・指弾きにチャレンジし始める。
・簡単なソロギターにもチャレンジし始める→3ヶ月くらいで弾ける
・エレキギターにもチャレンジしたくなる。
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Case3:主婦(パートあり)・月2〜3回レッスン・練習2h/週
次に、子供さんがいてパートもやっている主婦の方のケースです。
生徒さんの20%が当てはまります。
コンスタントにレッスンには来ていますが、練習時間はなかなか取れず週に2時間程度の場合です。
練習期間に比例して右上がりに上達が進んでいくのではなく、多少の停滞や後戻りもあります。
・単音ドレミだけ弾ける。
・カエルの歌がゆっくり弾ける(テンポどおりには弾けない)。
・とはいえ、まだまだコードの音は鳴らないものが多い。
・Cメジャースケール、1オクターブ弾けるようになった。
・ダウンストロークのみで止まらずにテンポどおりコードチェンジ練習中。
・キーCのコード(C、Am、G、Dm、Em)で2つずつコードチェンジを練習中。
・カエルの歌を再度練習中。
・右手はダウンストロークのみ。
・キーGの曲は大体テンポどおりにダウンストロークのみで弾けた(音はまだ綺麗には鳴らない)。
・右手はタンタタとアップストークも入れて弾き始める。
・0〜3FでCメジャースケールをなかなか覚えられない。
・Fを含むコードチェンジも練習中。
・Cが5〜2弦は鳴るようになってきた。
・キーGでのBmも練習し始めた。
・バレーコードはまだ綺麗には鳴らないが、自分の好きな曲をネットで探して何となく弾けるようになった。
・バレーコードはまだまだ鳴りにくいので練習継続中。
Case4:上達に時間がかかる方の場合
最後に、かなりゆっくりのペースで上達するケースも紹介します。
生徒さんの15%が当てはまります。つまり10人に2〜3人です。
練習時間は、レッスンのみ(0時間)〜週5時間とかなりバラバラです。
・コードはまだ弾けない
・コードEmを何となく押さえてみる。
・コードCが全然鳴らずに苦戦する。
・C、Dm、Am、G、Emのコードフォームは覚えてきた。
・0〜3FでのCメジャースケールは弾けるようになった(覚えた)。
・右手はダウンストロークのみで練習中。
・各コード3本ずつくらいは音が鳴るようになってきた。
・3〜5Fでのメジャースケール練習開始。
・Fも少し押さえてみたが、なかなか苦戦。
・メロディもテンポどおりに弾くのが苦戦中。
・CーFなどのFを含むコードチェンジも練習し始めた。
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自主練習時間による上達速度の差→練習時間と上達速度は比例する【結論】
4つのケースを紹介しましたが、初心者の方で自分に当てはまるのがある方も多かったのではないでしょうか。
なぜ上達に差が出るのか?
一言で簡単にいうと
レッスン時間以外にどれだけギターに触っているか?
です。
実際のデータとして出てますので、これは疑いようのない事実です。
初心者の場合に限りますが
どういう練習方法であれ、どういうモチベーション(動機)であれ、ギターを弾く時間をより多くとった人が、早く上達する
ということです。
ギター歴10ヶ月〜1年以降の脱初心者の方の効率的な練習方法などはまた別の記事で紹介します。
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ギター練習で大切なマインド
上達具合、上達速度に関しては、1人で練習していると気になる気持ちはわかります。
ですが、何も心配することはありません。
そもそも、あなたは何のためにギターを弾いているのですか?
ギターが半年後までに弾けるようにならなければ、餓死してしまう。
そんな状況は絶対にありません。
ギターは
楽しむために、自分の人生をより彩り豊かにするために
弾いているのです。
ならば、他の人の上達具合は、あなたの人生に関係はありますか?
Youtubeで世界中のギターのメチャメチャ上手い人を見て「あぁ、こんな風には弾けない、、、」と落ち込む必要がありますか?
他の人が上手くなろうが、どうなろうが、あなたのギター人生には何の関係のない出来事です。
あなたはあなたのペースで
穏やかに
ゆっくりと
深呼吸しながら
日々少しづつ練習していけばいいのです
まとめ
- 初心者の上達速度は、ギターの練習時間と完全に比例する
- とはいえ、個人差はかなりある
- 【結論】他人の上達速度は気にしても意味はない
ということで今回は以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ギター練習する際の不安が少しでもなくなればこの記事を書いた甲斐があります。
楽しいギターライフを送っていきましょう♪
ギターの習得の1番の早道は、レッスンでプロの講師に習うことです。
今は、Youtubeやオンラインレッスンなどもありますが、実際に目の前でマンツーマンで受けるプライベートレッスンの方が圧倒的にコスパが良いです。
・初心者の方は、基礎を学ぶために最初の半年、1年
・中級者以降の方でも、自分が弾けるようになりたいプレイスタイルや難しいテクニック
これらをプロのギター講師に直接指導してもらうことで、効率よく最短で上達することができます。
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