
ギターでCからGへのコードチェンジが上手くできない人
「CからGへのコードチェンジが遅いので曲を弾いていると間に合わない。CからGにスムーズにコードチェンジするコツはありますか?」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- 【ギター初心者】CからGへのコードチェンジを極める!【徹底解説】
- 素早いコードチェンジは脱力することで可能になる
この記事を書いている僕は、ギター(音楽)歴30年ほど。
ギターレッスンでは現在約60名の生徒さんを担当しており、初心者でギターを始める方が70%です。
初心者の生徒さんがこれからギターを始める時は、下記の順序で練習をしていきます。
1、コードCの押さえ方を覚える
2、コードGの押さえ方を覚える
3、CからG、GからCへのコードチェンジの練習をする
今回は3番目のCからG、GからCへのコードチェンジを簡単に上手くできるようになるコツと練習方法を説明します。
はじめてくん
実際にレッスンで取り入れている効果的な練習方法を紹介します。
初心者の方の上達過程や練習する順序は、あなたのギター上達速度は遅いのか?早いのか?【実例あり】を参考にしてください。

※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
【ギター初心者】CからGへのコードチェンジを極める!【徹底解説】
CとG、それぞれのコードの押さえ方をチェック
まずは、CとGそれぞれのコードの押さえ方をチェックしましょう。
CコードについてはCコードを鳴らすためにチェックすべき7つのポイントで詳しく説明していますので参考にしてください。

Gコードについては【アコギ】Gコードの”本当の”押さえ方【初心者〜上級者必見】で詳しく説明しています。

C ⇄ Gのコードチェンジの方法【タイプ1】
では、実際にコードチェンジをしていきましょう。
Gをどう押さえているかによって、コードチェンジの指使いが変わってきます。
まず、僕がおすすめする人中小指でGを押さえている場合です。
上図のように
赤で囲った人差し指と中指の位置関係がCとGではほぼ同じになります。
なので、下記のように意識してコードチェンジをすると良いです。
1、Cから、人差し指と中指の位置関係を保ったまま
2、なるべく速く、同時にスッと人中指をGの5&6弦に移動
3、その後、Cでは空中に浮かせていた小指を、Gで1弦3Fを押さえる
4、最初のうちは 2→3の順番に移動するが、慣れてきたら、なるべく同時に移動できるようにする
実際の動作を動画でも確認してみてください。
C ⇄ Gのコードチェンジの方法【タイプ2】
次に中薬小指でGを押さえている場合です。
上図のように
CとGで、薬指と中指の位置関係が全く同じになります。
なので、薬指と中指をそのまま同時に1つ上の弦に移動、です。
コードチェンジの指の動きとしては、このタイプ2の方が少なく、省エネですね。
動画でも確認してみてください。
素早いコードチェンジは脱力することで可能になる
動画を見てもらったらわかるように
C ⇄ Gへと非常に簡単にスムーズにコードチェンジしている
ように見えますね。
なぜスムーズに軽々とコードチェンジができるかというと
Cを押さえている状態
→ 脱力して移動
→ Gに移動し終わったら力を入れて押弦する
という感じで、移動中は脱力しているからです。
この脱力が素早いコードチェンジという速さを生みます。
力が入ったままコードチェンジをしようとすると、指がうまく動いてくれずガチガチに固まってしまいます。
コードチェンジが完了するよりも前に、早く押さえようとして指に力を入れてしまうのでうまくいきません。
押弦する、という動作と、コードチェンジする、という2つの動作に分けましょう。
最終的には
コードからコードにスムーズに脱力してチェンジができる
という状態になればいいわけです。
まずは下記の手順でコードチェンジの型の練習、つまり、素振り練習をしてください。
1、弦を押さえずに指を弦の上に置くだけでCのコードフォームをつくる
2、その型だけのCの状態から、押弦しない型だけのGフォームにコードチェンジする
3、1と2を何度も素早く繰り返し練習(千本ノック)
この素振り練習である程度の速さで、素早く型同士のコードチェンジができるようになってから
→力を入れて押弦する
→同時に右手もダウンストロークでジャランと鳴らす
という順序で練習してください。
脱力に関しては なぜ、ギターを弾くとき左手の脱力ができないのか?【原因完全解明】の記事も参考になると思います。

まとめ
- どういう風にそれぞれの指が動くのか、空手の型のように動きを覚えよう
- そして、まずは動きの型だけ脱力した状態で、素早くコードチェンジする素振り練習をしよう
- 動きの型を覚えたら、実際に力を入れて押弦し、ダウンストロークで”じゃらん”と鳴らそう
ということで今回は以上となります。
まずはこのCとGでコードチェンジの脱力して移動する感覚を掴みましょう。
その感覚がなんとなく分かれば、他のコードチェンジも早く習得できるようになります。
この段階では、キレイに弾こう、と思わなくて良いです。
ザックリで良いので、パッパッと移動するコツを練習してみてくださいね♪