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ギターで平行調を瞬時に見つける方法【音楽理論】

平行調 ギター 見つけ方

ギタリストのゆき かつや(@manic_lab)です。

ギター歴31年目。プロデビュー19年目。音楽を全力で愛して生きてます。レッスンでは現在約60名の生徒さんを指導中→詳しくはプロフへ

 

平行調という言葉を知っていますか?

よく色んなギター系教則本、音楽理論本とか、Youtubeのギター動画とかで

Amペンタ=Cメジャーペンタです

とかって聞いたことある方もいるかもですが、それが平行調の関係を利用した理論です。

いや〜、ちょっとなんか難しそう・・・

と思うかもしれませんが大丈夫!

今回の記事では

平行調とは何か?

平行調を知っておく利点

・ギター指板上で平行調を瞬時に見つける方法

を詳しく解説します。

平行調に関してはネット上にかなり”間違った認識、説明”が多くあり、音楽理論を勉強している方にとっては迷うところです。

今回の記事を読めば平行調とはなんなのか、自信を持って人に説明することができるようになります!

※この記事は3分ほどで読み終わります

ギターで平行調を瞬時に見つける方法【音楽理論】

平行調を知っておくべき理由

さて、平行調とは何か?の説明は最後にするとして(ちょっと長めなので)。

平行調というものを知っているとどういう利点があるのか解説します。

① メジャーペンタトニックが簡単に弾ける

② ナチュラルマイナースケールが簡単に弾ける

③ マイナーキーがすぐ分かる→コード進行や音楽全体の理解が早くなる

上記のとおりです。順に見ていきましょう。

①メジャーペンタトニックが簡単に弾ける

ギタリストたるもの、ソロで一番使うスケールといえば

マイナーペンタトニックスケール

ですよね。通称マイナーペンタ。

なので、マイナーペンタには皆さんかなり馴染みがあると思います。

ですが、ちょっと明るい陽気な雰囲気を出したいときにはメジャーペンタトニックスケールを使う場合も多いです。

メジャーペンタってすぐ弾けますか?

例えば B♭メジャーの曲でB♭メジャーペンタを弾きたい!ってとき。。。

いや、、、そんなのさっぱり分からん、、、

という方多いですよね。

でも、ディープパープルの「Smoke on the water」で使うGマイナーペンタといえば、あぁそれなら弾ける、となるのではないでしょうか。

そうです。

B♭メジャーペンタ=Gマイナーペンタ

なんですね。なので、Gマイナーペンタを弾けばB♭メジャーペンタを弾いてることになります。

これは平行調を知っているとすぐにわかります。

②ナチュラルマイナースケールが簡単に弾ける

ドレミファソラシド、メジャースケールって結構みなさん練習するのではないでしょうか。

Cメジャースケールから覚えていって、そのポジションを移調してDメジャースケールも弾いてみたり、、、とか。

では Bマイナースケールは弾けますか?

これも実は平行調を知っていれば

Bマイナースケール=Dメジャースケール

なので、楽勝です。

メジャースケールについては【ギター】ドレミファソラシドを弾こう!【Cメジャースケール①】の記事も参考にしてください。

③マイナーキーがすぐ分かる→コード進行や音楽全体の理解が早くなる

後ほど詳しく説明しますが、同じスケールで構成されるキー(主調)には

メジャーキー(長調)とマイナーキー(短調)

の2つのキーがあります。

この2つの関係を平行調と呼ぶんですね。

例えば E♭メジャーの曲では、平行調のマイナーキーはCマイナーになる、というようなことがすぐ分かるようになります。

なので、コード進行を見たときに

え〜と、この曲はE♭で始まるけど、いきなりツーファイブでマイナートニックのCmにいってるな〜

で、その後またツーファイブでB♭いって3625でトニックに戻ってくるんだな

という感じで、理論的に全体を把握することもできるようになります。

ギター指板上で平行調をすぐに見つける神技

では、実際にギターを使って平行調を見つけていきましょう。

平行調の関係というのは

◯メジャースケール=◯マイナースケール

というものです。

もちろんメジャースケールにはペンタトニックスケールも含まれますので

◯メジャーペンタ=◯マイナーペンタ

になります。

この2つのセットのスケールのルートをギター指板上ですぐ見つける方法です。

技その① 同じ弦上で3フレット移動させる!

では、例題

Cメジャーの時、平行調は何マイナーでしょうか?

 

手順は下記のとおり

①5弦か6弦でCが何フレットなのか探す

 

6弦8FがCだとわかったら

 

③6弦上で8Fからポジションを3フレット分下げる

 

④3フレット下がったところは6弦5F

 

6弦5FはAなので、Aマイナーが正解

ちょっと細かく説明しましたが上記のとおりです。

つまり

メジャーのルートのポジションから3フレット下げたら平行調マイナーのルート

ということですね。

ギター 平行調 見つけ方

もちろん5弦3FのCから探してもOKです。その場合は5弦開放弦Aがマイナーキーのルートですね。

技その② 5弦でメジャールートを見つけたら、ナナメ2つ手前の6弦がマイナールート

これは先に図をご覧ください。

ギター 平行調 見つけ方

ナナメ2つ手前という言い方はどうかとも思いますが 笑、こういうことです。

5、6弦の音さえ覚えていれば、こっちの方がわかりやすい方もいると思います。

①②両方の探し方を使って

・メジャールートが分かってる時にマイナールートを探す

 

・マイナールートが分かってる時にメジャールートを探す

上記2つ、両方とも瞬時に探せるように練習しましょう。

平行調を探すための練習問題

では、いくつか練習してみましょう。

メジャー、マイナー、ペンタ、スケールと色んな用語が出てきますが、集中すべきはルートの位置関係のみです!

(Ex-1) Fメジャーの時の平行調マイナーキーは?

Dマイナー

(Ex-2) Bメジャーの時の平行調マイナーキーは?

G#マイナー

(Ex-3) Bマイナーの時の平行調メジャーキーは?

Dメジャー

(Ex-4) Eマイナーの時の平行調メジャーキーは?

Gメジャー

(Ex-5) A♭メジャーの時の平行調マイナーキーは?

Fマイナー

(Ex-6) B♭マイナーの時の平行調メジャーキーは?

D♭メジャー

(Ex-7) C#マイナーの時の平行調メジャーキーは?

Eメジャー

(Ex-8) Cマイナーペンタは何メジャーペンタ?

E♭メジャーペンタ

(Ex-9) B♭メジャーペンタは何マイナーペンタ?

Gマイナーペンタ

(Ex-10)Aメジャースケールは何マイナースケール?

F#マイナースケール

平行調とは何か?【音楽理論用語の説明】

ここからの説明では、音楽理論で使う「用語」がたくさん出てきます。

この用語の意味と使い方をきちんと知らないと、音楽理論書を読んだりした場合に「どの理論書を見ても何年も意味がわからない」という状態になります(実際そういう生徒さんは多いです)。

少し回りくどい説明も出てきますが、それぞれの用語が何のことを言っているのかを多少詳し目に説明しますのでここでしっかり理解しましょう。

平行調とは?

平行調は色々な角度から説明することができます。

キーCで説明しますね。

①メジャースケールと、その第6音から始めたマイナースケールの関係

Cメジャースケール(ドレミファソラシ)の音を主に使って作られた音楽は キーC(ハ長調)の音楽である といいます。

Cメジャースケールの第6音 ラから始めたスケール(ラシドレミファソ)は Aマイナースケールといいます。

Aマイナースケールの音を主に使って作られた音楽(暗い音楽ですね)は キーAマイナー(イ短調)の音楽であるといいます。

CメジャースケールとAマイナースケールは、全く同じ7つの音を使っていますね(始まる音が違うだけ)。

この場合

Cメジャースケール(ハ長調)とAマイナースケール(イ短調)は平行調である

といいます。

勘違いしやすいポイント!

Cメジャーコード(C)とAマイナーコード (Am) が平行調  ※これは間違い!!

ネットやYoutube等の解説動画でもこう説明している方もいますが、これは非常に危ない間違いです。ここを勘違いして覚えると、それ以降の音楽理論の話はいずれわからなくなってしまいます。

コード同士の関係ではなく、スケール同士(調)の関係が平行調 です。

②五線譜上では同じ調号で表される2つの調が平行調

キー(調)をCから順に5度ずつ上がっていくように並べた円形の図表を

サークル オブ フィフス(5度圏)

といいます。

サークルオブフィフス 5度圏 

 

音楽理論の本に必ず載っています。ということはメチャメチャ重要な図表ということですね。

CメジャーとAマイナーは同じ場所にあり、五線譜では調号が何も付いてないですよね。

これはCメジャーとAマイナーが同じ音階でできている、そして平行調の関係である、ということを意味しています。

同じように、GメジャーとEマイナー、FメジャーとDマイナー、それぞれ平行調の関係です。

GコードとEmコード、ではありません。

Gメジャースケール(G長音階)とEマイナースケール(E短音階)が平行調ということです。

メジャートニックとマイナートニック

もうちょっと細かく用語の説明をします。

トニックという言葉があります。これは主音のことをいいます。

主音とはスケールの始まりの音なので、Cメジャースケールの場合はCが主音です。

つまり、トニックはC、です。

先ほどのサークルオブフィフスの表で、同じ調号で表される二つのキー。

例えば、CメジャーとAマイナーですね。

これをこういう言い方をすることもあります。

メジャートニックがCの時は、平行調のマイナートニックはAである

こういう理論用語は海外から来てますので、それを日本語にするときに色々な訳し方や解釈ができてしまいます。

なので、音楽理論書によって微妙に用語の使い方が違って、読者を悩ませる原因になります。

ある本では

トニックメジャーC=トニックマイナーA

という表記もあります。

ややこしいですね。

ただの用語の違いなので、本質のみを理解していれば大丈夫です。

Cメジャースケール(ハ長調)=Aマイナースケール(イ短調)、この2つの調の関係を平行調と呼ぶ

これだけです。

まとめ

  • 同じスケールを持つメジャーキーとマイナーキーの2つの関係平行調という
  • ギター指板上での2つのルートの位置関係を探すためには5弦6弦の音をしっかり覚えておく
  • メジャーペンタとマイナーペンタの平行調の関係を上手く使ってソロを弾こう