
ギターコードの仕組みを知りたい人
「ギターのコードってどういう仕組みになっているんだろう…。ピアノは分かるけどギターだとよく分からない。ギターコードの基本の基本を知りたい!」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- 【ギター爆速理解】Cコードは3種類の音しか鳴ってない【音楽理論】
- オープンCコードのコード構成音【音楽理論】
- 5弦ルートバレーフォームのCコードの構成音【音楽理論】
- 6弦ルートバレーフォームのCコードの構成音【音楽理論】
この記事を書いている僕は、ギター(音楽)歴30年ほど。これまでの経験をもとに実践に必要な音楽理論のみをわかりやすく説明します。
ギターとピアノではコードの仕組み自体が違うのですか?
コードの仕組みは同じです。楽器の構造が違うので考え方が変わります。
ピアノではカンタンにコードの仕組みを理解できる人でも、ギターとなるとサッパリ分からない
という方けっこう多いですね。
ギターの指板の音の並び、仕組みの基本を覚えることで、だんだんギターコードがどうなっているのかを理解できるようになります。
ギターコードの覚え方やフレーズの組み立てにも役立つので
まずは基本のCコードがどうなっているのかを今回は覚えていきましょう♪
ではどうぞ!
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
【ギター爆速理解】Cコードは3種類の音しか鳴ってない【音楽理論】
Cコードは何の音でできているのか?
Cコードはド、ミ、ソの音でできています
英音名でいうと C、D、Eですね。
ギター指板上にドミソがどこにあるのかは【度数】ドミソを覚えるだけでギター指板を爆速で攻略!【音楽理論】の記事も参考にしてくださいね♪

ピアノだとどうなるのか?
ピアノだとCコードはどう押さえればいいのかというと、ドミソを同時に押さえるだけなので
カンタンですね♪
ギターはピアノの鍵盤が6つあるみたいなもの?
ピアノは上図のように鍵盤が横にならんでいて、やろうと思えば全部の鍵盤を同時に鳴らす
なんて荒技もできます。
じゃあギターはどうなっているのかというと
弦1本1本がピアノの鍵盤みたいなもの
ですね。
低い方から高い方にフレットでくぎられて音がならんでいます。
ギターの弦は6本ありますので
ピアノの鍵盤が6つ並んでいるのと同じ
ということになります。
しかし、大きな違いは
弦1本につき1つの音しか同時には鳴らせない
ということです。当たり前といえば当たり前ですね。
なので、ギターは各弦から1つ音を選んで、最大同時発音数が6音になるということです。
ピアノが横一列の線(2次元)思考、なのに対して、ギターは縦と横の面(3次元)思考になります。
この辺が「ピアノはわかりやすいけどギターは分からない」
といわれる所以ですね。
オープンCコードのコード構成音【音楽理論】
ギターは各弦から1音選んで、最大で6音を鳴らして、コードを鳴らす、ということでしたね。
ギターのチューニングは、コードが効率的に(物理的に手で)押さえられるように、考えられています。
このチューニングの音の並びを考えた人はまさに天才ですね。
チューニングに関しては、ギターのチューニングが合わない6つの理由【初心者】の記事も参考にしてみてください。

オープンCコードの音の並び
では、初心者の方が一番最初に覚えるローコードのCがどういう音の並びになっているのかみていきましょう。
では、度数で表記した図も見てみましょう。
度数で表すことでコードの名前、コードネームも決まります。
コードネームに関しては、そのコードはメジャーかマイナーか?①【ギターコードネームの謎】も参考にしてください♪

5弦ルートバレーフォームのCコードの構成音【音楽理論】
では次に、5弦ルートのバレーフォームのCコードの場合はどういう音の並びになっているのでしょうか。
みていきましょう♪
音名と度数での表記です。
5度がたくさん鳴ってますね。
やはり3種類の音しか鳴っていません。
6弦ルートバレーフォームのCコードの構成音【音楽理論】
では最後に、6弦ルートのバレーフォームのCコードの場合です。
ルートが3つも鳴ってますね。
M3は1つだけです。
やはり3種類の音しか鳴ってません。
まとめ
- ギターのコードフォームは効率的にコードを鳴らせるようになっている
- 最大で6音鳴るが、Cコードの場合は鳴っている音の種類は3種類だけ
- 度数表記で何度の音がどこにあるのかを覚えてしまいましょう
ということで今回は以上となります。
複雑そうに見えるギターのコードの仕組みですが、わかってしまえばなんてことはないと思います。
これは単に「慣れ」なので、実際に自分でギターでCコードを押さえてみて、図と見比べて、何度が鳴っているなぁと確認してみましょう♪