
ダイアトニックコードがわからない人
「ダイアトニックコードって何ですか?何ができるんですか?覚えた方が良いのですか?」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- ダイアトニックコードという神の無双ツールを使う!①【音楽理論】
- Cメジャースケールの7つのダイアトニックコード
- ダイアトニックコードを覚えるメリット
この記事を書いている僕は、ギター(音楽)歴30年ほど。プロとして、アーティスト、作曲家、アレンジャーなど音楽制作の仕事を長年しています。
先日こういうツイートをしました。
音楽の事を色々考える時
— ゆき@ギターレッスンテキストをWeb上につくる🎸 (@manic_lab) June 28, 2019
ダイアトニックコードを知ってる、覚えてるとメリットがめちゃめちゃあります。
・作曲がラク
・アレンジがラク
・耳コピがラク
・ギター演奏がラク
ラクな事ばかりですが、その理由は
"そのキーの時の音楽の全体像がつかみやすいから"
ですね🎼
神が与えた万能ツール🎸
ダイアトニックコードと呼ばれるものを知っていると
そのキーの時の音楽の全体像がつかみやすい
なので、ダイアトニックコードを覚えましょう!
ということですね。
はじめてくん
ですよね。
今回の記事では、ダイアトニックコードとは何なのか?
音楽理論の初心者の方でもわかるように、やさしく説明します。
覚えるメリットについてもお話ししますね。
※この記事は5分ほどで読み終わります
もくじ
ダイアトニックコードという神の無双ツールを使う!①【音楽理論】
ダイアトニックコードとは?
音楽理論書などでは
ダイアトニックコードとは、あるスケール上にできる”コード群”である
と説明されることが多いですね。
そう言われても、なんのこっちゃ、という感じですが。
一般的なポップスの世界では
メジャースケール上にできる7つのコード
という理解で大丈夫です。
メジャースケール、というのは
いつも慣れ親しんでいる
ド レ ミ ファ ソ ラ シ
のことですね。
Cメジャースケール上のダイアトニックコード
Cメジャースケールというのは
→ Cから始まるドレミファソラシ
つまり
→ C D E F G A B
の7つの音の並びに付けられた名前です。
ピアノでいうと、白い鍵盤がCメジャースケールですね。
Cメジャースケール上のダイアトニックコードとは
・この7つの音のみを使って
・一定の規則のもとに組み合わせた和音
・3つなら3和音、4つなら4和音
・組み合わせの和音は、7つ
のことをいいます。
はじめてくん
ギターよりも、ピアノの鍵盤を見た方がわかりやすいので、ここからはピアノで説明しますね。
Cメジャースケールの7つのダイアトニックコード
1つ飛ばしで3つ音を重ねる→コード(和音)
ゆっきー
はじめてくん
ゆっきー
はじめてくん
そうです。
ドミソ、つまり、CとEとGが同時に鳴ると”C”というコードになります。
そして、このCコードが
Cメジャースケールの
1番目のダイアトニックコード(I /ローマ数字のイチ、トニック)
になります。
7つのダイアトニックコード
はじめてくん
そのとおり!
レファラでDmというコードになります。
Cメジャースケールの2番目のダイアトニックコードです。
このやり方で、残りの5つのダイアトニックコードも見つけられますね。
まとめると
Cメジャースケールの7つのダイアトニックコードは
1番目(Ⅰ・トニック)が C
2番目(Ⅱm)が Dm
3番目(Ⅲm)が Em
4番目(Ⅳ)が F
5番目(Ⅴ)が G
6番目(Ⅵm)が Am
7番目(Ⅶdim)が Bdim
※ダイアトニックコードを表す場合、カッコ内のようにローマ数字にコードシンボルをつけて表す
ということですね。
はじめてくん
コードの名前、種類は
3つの音が、どういう音程間隔で並んでいるのか
によって名前、コードネームが変わってきます。
くわしくは、そのコードはメジャーかマイナーか?①【ギターコードネームの謎】の記事で説明してるので参考にしてください。

ダイアトニックコードを覚えるメリット
ダイアトニックコードを覚えていると下記のようなメリットがあります。
・作曲がラク
・耳コピがラク
・ギター演奏がラク
作曲がラク
作曲するときに、コード進行から考える、というのは1番簡単な1つの方法です。
そのときに、てきとうにコードを選んでいくのではなく
ダイアトニックコードを使って、色々と並べてみる
と、うまくまとまった曲ができやすいです。
くわしくはコード進行のパターンなんて知らなくてもイイです【イメージ作曲法】の記事で解説しています。

耳コピがラク
上記のダイアトニックコード作曲法はプロも使っている手法です。
ということは、逆手に取れば
世に出ている楽曲も、ダイアトニックコード中心で作られている曲が多い
ということですね。
キーさえ分かれば、7つのダイアトニックコードがわかるので
耳コピするときに、なんのコードを使っているか予想ができますね。
ギター演奏がラク
もちろんダイアトニックコードはギター演奏にも大いに利用できます。
ある曲を演奏するときに、その曲のキーを見たときに
・キーの音のポジション
・そのキーのメジャースケールのポジション
・そのキーのダイアトニックコードのコードフォーム
この3つのことをあらかじめ指板上で確認して、見えるようにしておくことで
スムーズに演奏することができ、余裕ができるので、アドリブや即興演奏にもつながります。
つまり
そのキーの時の音楽の全体像がつかめる
ということですね。
まとめ
- ダイアトニックコードとは、メジャースケール上にできる7つのコードのこと
- Cメジャースケールのダイアトニックコードは C Dm Em F G Am Bdim
- キーがCの曲では、上記に7つのコードが主に使われる
- 音楽の様々なことを理解するときに、とても重要になるので覚えましょう
ということで今回は以上となります。
ゆっきー
はじめてくん
ゆっきー
はじめてくん
ゆっきー
ということで、他のキーでのダイアトニックコードは【音楽理論】キーGのダイアトニックコードを見つける方法【ギター】で詳しく解説してますのでご覧ください。

今回のキーCのダイアトニックコードをしっかり理解して、覚えて、音楽ライフに役立てましょう♪