ギタリストのゆき(@manic_lab)です。
ギター歴31年目。プロデビュー19年目。音楽を全力で愛して生きてます。レッスンでは現在約60名の生徒さんを指導中→詳しくはプロフへ
ギターでドレミファソラシド 弾けますか?
ピアノの白鍵の7つの音の並びをCメジャースケールと呼びます。
Cメジャースケールの音の並び方、ギター指板上ではどういう理屈で音が並んでいるか、に関しては下記の記事で詳しく解説してます。
関連記事 >>> Cメジャースケールから導かれる音楽の究極公理2つを知ってますか?

今回は、理屈以前に、まずは丸覚えすべきCメジャースケールの1stポジション(開放弦含む)の解説です。エレキギターの方はもちろん、特にアコギ弾き語りの方こそ覚えるべきポジションです。
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
【ギター】ドレミファソラシドを弾こう!【Cメジャースケール①】
C型メジャースケールの基本ポジション【ダイアグラム】
まずはドレミファソラシドの1オクターブ分を覚えましょう。
左手の指使いですが、1Fの音=人差し指、2Fの音=中指、3Fの音=薬指で弾きます。
なので、最初のド、ファ=薬指、ミ、ラ=中指、上のド=人差し指、ですね。
◇ドレミver. ダイアグラム
◇アルファベットver. ダイアグラム
C型メジャースケール拡張ポジション【ダイアグラム】
次に、1オクターブ以上に拡張したポジションを覚えましょう。
◇ドレミver. ダイアグラム
◇アルファベットver. ダイアグラム
さっきから書いてる C “型” って何?
今覚えているのは、Cメジャースケールですが、なぜ「C型」と表記しているのかというと、スケールのポジションはギター指板上で「図形、型」として覚えるのがいちばん覚えやすいからです。
C型というのは、ローコードのCのコードフォームと重なっているポジションだからです。なので、ちょっとややこしいのですが今やってるポジションを正確にいうと
C型のCメジャースケール
ということになります(もちろん後々、C型のFメジャースケールとか出てきます 笑)。
この、C型のCメジャースケールという呼び方(考え方、覚え方)は、CAGEDシステム(ケイジドシステム)からきています。これは追々別の記事で紹介します。
Cメジャースケールの練習方法【スケール練習】
スケールのポジションを覚えるためにはスケール練習をするのが一番です。これはギターに限らず、音階を演奏できる楽器奏者は皆んな練習します。古今東西、ありとあらゆるスケール練習が考えられてきましたが「いわゆるピアノのハノン」のように退屈な反復練習が多いんですよね〜。。。とはいえ、とにかくやればやった分だけ指は動くようになりますよ〜♪
①まずは行ったり来たり【Up&Down】
とにかく大事なのは、ポジションをしっかり覚えて間違わないで弾けるようになることです。ピッキングはダウンのみでも大丈夫。ポジションを覚えて指が慣れてきたらダウンアップを交互にするオルタネイトピッキングでも練習!
②Group of 4(グループオブフォー)
これもよくあるスケール練習の基本で、スケールの音を4つずつ弾いていきます。開放弦が入るので意外と難しいですがオルタネイトピッキングで練習しましょう。譜面は上りだけですが同じように下りも練習しましょう。
③各弦逆順エクササイズ
ここからは少し変わったスケール練習を紹介します。スケール練習する目的はスケールの音を自由自在に弾いてどんなメロディでも弾けるようになることです。そのためには、いつも上ったり降りたりという順番以外の指の動きも練習する必要があります。このエクササイズは、上る場合は各弦下り、下る場合は各弦上る、というものです。スケールポジションをしっかり覚えていないと出来ません。
④7ダイアトニックアルペジオ
Cメジャースケール上にできる7つのダイアトニックコードを順番にアルペジオで弾いていく練習です。コードトーンを順番に弾くことをコードトーンアルペジオと言います。ラストはポジションアウトしてますがオマケ的に弾きましょう。
ダイアトニックコードについての理論的な解説は以下の記事をご覧ください。
関連記事 >>>【音楽理論】ダイアトニックコードという神の無双ツールを使う!

さらに効果的なスケール練習方法【自由に遊べ】
メトロノームを使いましょう
スケール練習は最初はポジションや運指を確かめながらフリーテンポで弾くのが良いです。で、慣れてきたらメトロノームを使ってクリックに合わせて弾くとリズム感とピッキング&フィンガリングの正確さが身につきます。
メトロノームはスマホのアプリ検索で「メトロノーム」と検索するとたくさん出てきますので、自分の好きなものを使うと良いでしょう。
アプリじゃなくてメトロノーム専用機もなかなか良いぞ
アプリだとなんか片手間っぽくて練習した気がしない、という方は専用機を買いましょう。なかなか良いですよ。安いし。Amazonのメトロノーム検索でもたくさん出てきますが、ここはミュージシャンっぽくもうちょいリズムマシン寄りな高機能なものでも良いですね。
オススメ① BOSS(ボス)DB-30 Dr.Beat
ライブやリハなどでカウントを出さなくちゃいけないドラマーは必ずこのシリーズを持ってます(ギタリストがカウント出す場合は適当 笑)。昔からあるシリーズの最新版で最安版なので、安定の信頼性ですね。24種類のリズムが出せてホントに使える子です。
オススメ② Soundbrenner ( サウンドブレナー ) / Soundbrenner Pulse
「リズムのヴァイブは聞くんじゃない。身体で感じるんだぜ」
キました未来のメトロノーム!このルックスとクールな広告だけでなんだか欲しくなっちゃうガジェット好きにはたまらない1品ですね。その名の通り、腕とか胸とかに装着してクリックを振動で感じるのですが、これが結構ビンビン感じるヴァイブ感でメトロノームとしてはかなり異次元の使い心地みたいですね。欲しいです。
オススメ③ YAMAHA ( ヤマハ ) / ME-55PK メトロノーム
日本のピアノ教育としてトップメーカーのYAMAHA、あの三角形のアナログのメトロノームの技術を集めて作られたのがこのME-55です。小さい、可愛い、服にも譜面台にも付けられる可搬性。間違い無く使える安定のメトロノームです。
スケール練習のテンポ別ステップアップ表
上記した①〜④のスケール練習をどれくらいのテンポでやれば良いのか?表にまとめましたので参考にしてください。
目標BPM(テンポ) | ステップ |
50 | 超初級 |
70 | 初級 |
100 | 準中級 |
120 | 中級 |
150 | 準上級 |
200〜 | 上級 |
まずは、BPM100、準中級を目指しましょう〜!
最終的には自由に遊べ
エクササイズはエクササイズ、練習は練習です。練習の達人になる必要はありません。最終的には自由にランダムに、自分が思ったように弾きまくれるのが理想です。
そこからアドリブ演奏や作曲に繋げていきましょう
まとめ
- スケールポジションは指板上に図形を見るように覚える
- 最初はゆっくりとピッキングとフィンガリングを確かめながら練習
- 慣れたら必ずメトロノームでクリックを聞きながらリズムに合わせて弾けるようにしましょう
ということで今回は以上となります。
まずはこれがスケール練習の第一歩です。この開放弦を含むポジションはアコギ弾き語りやソロギターのスタイルでこそ頻繁に使うポジションです。しっかりマスターしましょう♪