
ギターが上手いってどういう人のことを言うのか?知りたい人
「ギターが上手いって何か基準があるのかな?色々上手い人はいるけど、どういう人を参考にすればいいの?明確な目標を決めたいんだけど、何をどう目指したらいいかわからない」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- なぜ、あの人はギターが上手いと言われるのか?【その基準とは?】
- ギターが最速で上達する方法
- 僕個人が思う、上手いギタリスト3人あげるなら【2019年版】
この記事を書いている僕は、ギター(音楽)歴30年ほど。プロアマ問わず、これまで数多くのギタリストを見てきました。
ギターが上手い人には、わかりやすい特徴と わかりにくい特徴があります。それを知ることで、ギターが上手い人はこうなんだと、自分なりの基準ができるので、その基準に向かって頑張る目標が出来ます。
そして、自分のやりたい方向性がはっきりするので上達の早道になります。
では、見ていきましょう!

※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
なぜ、あの人はギターが上手いと言われるのか?【基準は?】
まず大切なことですが
「上手さ」と「カッコ良さ」は別モノ
これはしっかり認識しておきましょう。
ただただ上手いんだけど全然伝わらない、とか。何も難しいことしてないんだけどカッコイイ、とか。フィギアスケートの採点が、技術点と芸術点に分かれるように、音楽も芸術ですので、テクニックの部分とアートな部分を分けて考えないといけません。
今回は以下のように分けて考えてみました。
・テクニック(技術)
・知識
・耳の良さ
・つまり、センス→すこしアートも入ってくる領域
順番に見ていきましょう♪
テクニック→単純に「速いは上手い」
同じフレーズをテンポ80で弾ける人とテンポ200で弾ける人。
速く弾ける人の方が「上手い」です
上手いというか、テクニック的に優れている、というべきですね。ピッキング技術、フィンガリング技術、脳内での情報処理スピード。速く弾けるということは、この3点が優れているということです。
あと、リズム(グルーヴ)が素晴らしく良い人。これも上手いといえます。テクニック的に優れているということです。右手左手での音の切り方、ドラムやベースとのリズム的な兼ね合いを処理する神経伝達スピードが優れているということです。
知識
コードフォームをたくさん知っている
有名なギターリフやコード進行などを沢山知っている
これは完全に知識の広さや深さで、より知っている人は「知識がある」といえます。ただ、知識があるだけで、ギターが弾けなければ、当然の話ですが上手い人とはいえません。
深い知識をギター演奏に生かして、音楽としてアウトプットできる人=上手い人、です。
頭でっかちな「研究だけするタイプ」や「ノウハウコレクター」にならないようにしましょう。
耳の良さ
あの人のエレキギターの出音は本当にいい音だ
あの人の弾くアコースティックギターの音色にうっとりしてしまう
ギターの音が良い、アンプの音作りが上手い=ギターが上手い、といえます。
なぜかというと、そういう人は、演奏しながら常に自分の出している音を注意深く聞いていて、リアルタイムに右手や左手のタッチで常に最良の音を出そうとコントロールできているからです。
また、自分の音がしっかり聞けていると
チューニングが素晴らしく良いので、音がしっかり響く
コードや単音フレーズの演奏しているピッチ(音程)が良い
こういう演奏に自然となるので、上手い人、といえます。
より精度の高いチューニング方法については、ギターのチューニングが合わない6つの理由【初心者】の記事も参考になると思います。

つまり、センス
そして、このテクニックと知識と耳の良さ、この3つ合わせたものをいわゆる「センス」と呼ぶのが良いのではないかと僕は思っています。
・ソロのフレーズが「まるで歌ってる」ようだ
・様々な状況、自分の立ち位置に応じて的確なギタープレイができる
・譜面が初見できて、楽曲の理解が早い
これらのことは、センスであると同時に、仕事としてギターを演奏するプロギタリストとしての最低限できなければいけないこと、でもありますね。つまり、素人に比べたら、当然のごとく「ギターの上手い人」ということです。
最後に一つ、センスに関してピックアップしたいことがあります。ギターは右手、というようにピッキングを重視することが多いのですが、実は上手い人というのは
左手のフィンガリングだけ見ててもリズムがわかる
指板上で指が踊っている
という人が多いです。Youtubeなどの動画を見る時に左手にも注目してみると面白いですよ。
ギターが最速で上達する方法
つまり、ここまでの「上手いギタリストのイメージ」というのをしっかり理解した上で、ギターが最速で上達する方法というのは
自分にとってこういう人がギターが上手い、カッコ良い人だ
という明確なイメージを持つ事
これに尽きます。
自分はこういうギター弾きになりたい、自分が正しいと思えるギター道はこれなんだ、という信念でありマインドです。そういう確固たるマインドを持って、とにかく突き進む。壁に当たったら方向転換してみる、というようなことを繰り返しながら、とにかく継続することができれば、遠回りだろうが必ずギターは上達します。
努力を継続できること、それが才能
ですね♪
モチベーション維持のためには目標とする人を見つけるのが一番なので、好きなプロギタリストでもいいし、レッスンに通って先生に師事してもいいと思います。
もし、レッスンに通うのであれば、最初に先生にこう質問してみてください
先生の思う”上手いギタリスト”ってどういう人ですか?
これはギター講師にとっては、わりと核心というか、信念を問われる質問なので、その答えかたでその先生のギターレッスンの方向性や考え方がモロにわかります。自分と合うな、と思えば習えばいいし、合わなければ撤退できます。考え方の違う先生にずっと習っていても、人生の時間の無駄遣いです。
僕個人が思う、上手いギタリスト3人あげるなら【2019年版】
ガスリー・ゴーヴァン(Guthrie Govan)
2019年現在において、テクニック+知識+耳、全てそろったギタリストといえばこの人、というのはプロギタリストの間でも異論がないと思います。
つまり、神。
スティーブヴァイ直系のテクニックと表現力、それをさらに自身のジャズやカントリーフィール融合させた唯一無二のスタイル。ガスリーが使用しているということで、suhrのギターも一躍メジャーになりましたね。クオリティも値段も桁違いですが。
ジュリアン・ラージ(Julian Lage)
数々の若手ジャズギタリストの中で、その表現力とアコースティックさを生かしたギタープレイ、類稀なる歌ごころで、おじさんジャズギタリストを虜にした、みんな大好きジュリアンくんです。
このギターデュオセッションを見ればわかりますが、もうとにかくセンスが良すぎます。
色気がハンパないですね笑 エロすぎます笑
渡辺香津美(Kazumi Watanabe)
最後はこの方、カズミ先生です。
学生時代から好きで追いかけている場合、自分がある程度経験を積んで大人になると、わりと追いつけたかな?と思ったりもしますよね。昔、上手いなぁと思って見てた人が意外とそうでもなかったりとか。
でもカズミ先生の場合は変わらないですね。いつまでたっても雲の上です。エレキもさることながら、僕はやはりアコースティックやガットギターでの表現やコンポージング(作曲)が好きです。
あと、自分にとってホントにここに書くのもおこがましい大師匠的な方がいまして。僕と同じ別府市出身の三好功郎さんです。2019年版ではなく永遠に目標の方なのでここではなくまた別の機会に書きたいと思います。
まとめ
- ギターのうまさとは、テクニック×芸術性
- ジョジョ的な「呼吸を鍛えれば全て鍛えられる」は、ギターだと「耳を鍛えれば勝手に上手くなる」と言える
- 信念を持って努力を継続している人を目標に、自分のギター人生を歩いていきましょう
ということで今回は以上となります。
皆さんのギター人生がより豊かになる参考になれば幸いです♪