ギタリストのゆき かつや(@manic_lab)です。
ギター歴33年目。プロデビュー20年目。音楽を全力で愛して生きてます。レッスンでは現在約60名の生徒さんを指導中→詳しくはプロフへ
ギター練習のモチベーション、保ててますか?
ギター初心者の方のレッスンをしていると「あ〜、この人は練習の仕方が良くないなぁ」と思うことがめちゃくちゃあります。
練習の仕方が良くないと
→ギターを弾くモチベーションが保てない
→挫折
という最悪のループにハマってしまうことになります。
今回は
ギター練習のモチベーションを保つために一番大切なこと
上記を解説していきます。
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
ギター練習のモチベーションが保てない最大の理由は?
上達してるのを認識する事
まず最初に結論から書きますが、初心者の方がギター練習のモチベーションが保てない最大の理由は
練習しても上達してるかどうか自分で判断できないから
です。
結果が出ない、効果が出ないことをひたすらやり続ける。。。
これは一番ツラいですよね。
でも、日々何かしらギターに触っている方なら必ず上達はしてるんです。
上達の成果をあなたが感じられてないだけ
かも知れません。
やみくもに練習することの無意味さ
ギターレッスンをしてると多くの生徒さんが
何の基準もなくやみくもに練習してる
と感じることがたくさんあります。
そのような方は自分が日々上達していってるかどうか分からないので、レッスンでは僕がその方の上達具合をきっちり把握して
前回よりも少し上手くできるようになってますよ〜
と声かけをしてモチベーションを保てるようにしています。
そういう意味で言うと、レッスンに通うことはモチベーションを保つ1つの方法でもありますね。
上達具合を数値として可視化する【テンポの重要性】
認識することの重要性
では、ギター講師の僕はどうやって生徒さんの上達具合を見極めているのでしょうか?
一番簡単な方法は
上達具合を数値化して見えるようにすること
です。
単純ですがホントにこれが一番です。
先週は「3」しかできなかったことが今週は「5」出来るようになった!
このように目で見える形で上達具合がわかると、ギター練習のモチベーションは飛躍的に上がります。
ギターを挫折してしまう多くの方は上達の具合を数値化できずに
自分が上手くなってるかどうか分からない
ということで、ギターを辞めてしまいます。
つまり、適当に練習していてもモチベーションはキープできない
ってことなんですよね。
目標を細かく設定する
例えば下記の練習お題。
テンポ100で8分音符のオルタネイトピッキングで、Cメジャースケールのパターン1を往復してください
これをクリアするためには
①Cメジャースケールのパターン1のポジションを覚えてなければいけない
②オルタネイトピッキングが出来なければいけない
③テンポ100で弾けなければいけない
という3つの課題に分けることができます。
①のCメジャースケールのポジションを覚える、これは日々少しづつ覚えなければいけないですね。
数値化するのであれば、②のオルタネイトピッキングと組み合わせて
・1日目はドレミレドを覚えて、オルタネイトで弾けた
・2日目はドレミファソファミレドを覚えて、オルタネイトでひけた
・3日目はドレミファソラシド ドシラソファミレドを覚えて、オルタネイトで弾けた
という感じに目標を細かく設定していきましょう。
4日目にまたポジション忘れた、となれば、また最初から繰り返し覚えていきます。
ギターレッスンでは僕は生徒さんの練習の進み具合を「レッスンデータ」として細かく毎回メモしています。
忘れても何度も何度も細く目標設定して練習することで、いずれ絶対に課題をクリアできます。
結局「弾けるテンポ数(BPM値)」が一番分かりやすい上達の数値
で、スケールポジションを覚えオルタネイトピッキングで弾けるようになったら、いよいよ③のテンポです。
自分が弾けるテンポを常に把握する
もうこれが一番重要です。
なぜなら、テンポほど分かりやすく数値化されたデータはないからです。
最終目標がテンポ100の8分音符で、今現在そのテンポでは弾けないのなら
テンポを下げましょう。
自分が一定のテンポで弾けるテンポまで下げて練習する
大文字ばかりですいません(苦笑)。
でもこれがホントに大切なことなんです。
実際のレッスンでも、このブログ内でもいつも何度も言ってることですが、音楽で一番大事なことはリズム。
そして一定のテンポで演奏できることです。
【ギター初心者】コードチェンジを練習しよう①【ギタリスト生活#2・2日目】の記事内で、リズムの大切さとおすすめのメトロノーム の紹介をしています。
【ギター初心者】コードチェンジを練習しよう①【ギタリスト生活#2・2日目】
出来るテンポの数値=上達の数値になる
速く弾ける=上手い
なぜ、あの人はギターが上手いと言われるのか?【その基準とは?】の記事でも詳しく書きましたが、ギターが上手いことの1つの基準が
速いテンポで弾けること
です。
なので練習時に、自分が一定のテンポで弾けるメトロノームの数値が上がれば上がるほどあなたは上達していることになります。
前述の「Cメジャースケールの8分音符オルタネイトピッキングでの往復」がいきなりテンポ100で弾けないのなら
テンポを下げたところからスタート
します。
先週はテンポ50、今週はテンポ55、来週はテンポ60、、、と徐々に上げていきます。
いやいや、そんなの当たり前やん。。。
そうですね、当たり前のことを書いています(笑)。
でも実際に、自分一人の練習でこれが出来ない人がほとんどなんです!
特に、メトロノームに合わせて一定のテンポで練習する、ってこと。
やってますか?
やってないですよね(なかなか一人ではやれないんですよね、、、)。
僕のオンラインレッスンを一度受けてみてください。メトロノームを使った練習方法を徹底的に説明します。
キチンとデータをメモっていくことの大切さ
自分が弾けるテンポの数値をしっかり把握して(メモって)その数値を徐々に上げていく。
自分の上達具合を数値としてしっかり表れるので、数値が上がっていくことでモチベーションをガッツリ保つ。
先週と今週で「1でもテンポが上がれば」上達してる証拠なんですよ
僕の生徒さんはなかなかそこまで自分で把握してる方はいません。
なのでレッスンで僕が記録しておいて「少しずつ上がってますよ!頑張ってますね!」と上達の証拠を生徒さんに伝えることができるわけです。
個人で独学で練習する場合でもスマホのメモアプリやToDoタスク管理アプリなどを使えばモチベーションキープはできますね。
上達スピードは人によってめちゃくちゃ個人差があります。
基本的には”自分のことだけを考えて練習”すればいいのですが、とはいえやっぱり上達速度って気になるものです。
ギター講師の経験から実例をいくつか上げてますので一つの目安として読んでみてください。
あなたのギターの上達速度は遅いのか?早いのか?【実例あり】
まとめ
- ギター練習のモチベーションをキープするためには、自分が本当に日々上達してるか知る必要がある
- その為に、上達具合を「一定に弾けるテンポ」として数値化し、日々その数値をチェックする癖をつける
- チェックがなかなか自分で出来ない場合は、レッスンを受けて講師にチェックしてもらうのも一つの手です