ギタリストのゆき かつや(@manic_lab)です。
ギター歴31年目。プロデビュー19年目。音楽を全力で愛して生きてます。レッスンでは現在約60名の生徒さんを指導中→詳しくはプロフへ
add9コード、パッと押さえられますか?
ロック、ポップスなどでは絶対に出てくるadd9(アッドナインス)コード。
弾き語りでもadd9コードを使うと
”なんとなく「こなれてる」 感”
が出せて素敵なコードです。
今回はローポジションで押さえられるフォームで
・よく使うadd9コードフォーム
・ちょっと変形フォームだけど、皆があまり使わない技アリ派生コードフォーム【秘密兵器】
上記を詳しく解説します。
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
【ギター】add9コードの押さえ方28種【ローコード編・綺麗な技アリフォーム】
add9コードとは?
add9コードとは、その名の通り
メジャートライアド(R、M3、5)に9(ナインス)の音を加えた4和音のことをいいます。
M3が省略されて R+5+9という構成音の場合もあります。
マイナートライアド(R、m3、5)に9が入る場合は単に ◯m9 と表記されます。不思議ですね。
コードネームやコード構成音について詳しく知りたい方は【ギター】コードネームの仕組みを知ろう!Part1【音楽理論】の記事をご覧ください。

add9と一緒によく使われるのが、M7と6、#11のナチュラルテンションです。
ローコードフォームの範囲でちょっと変わったコードフォームもみていきましょう。
今回紹介するコードは、ダイアトニックのⅠまたはⅣの時に使えるコードフォームです
Cadd9の押さえ方【ギターコードフォーム】
一番普通に使われるのがこのCadd9。これ押さえておけば間違いないです。
ちょっと変形バージョンだけど、弾き語りやエレキギターアレンジでも使われるCadd9が下記。
3度を省略(omit3)したフォームはすっきりしたサウンドでロックやカントリーで使われます。
9は#11と相性が良いので、アコギ弾き語りでも結構使われますね(「ひまわりの約束」Bメロとか)。
フワフワした浮遊感を作れるので色々とサウンドを楽しんでみてください。
Dadd9の押さえ方【ギターコードフォーム】
普通にDadd9といえば第一選択はコレ。
3度が省略されたフォームなので一気に洋楽度が増しますね。曲作りでもガシガシ使えます。
変形バージョンもあります。なかなか美味しいヴォイシングが沢山ありますね。
Eadd9の押さえ方【ギターコードフォーム】
はい、これで完璧。
以前の記事で紹介したスーパーadd9のフォームもあります。上のフォームに飽きた方は押さえてみてくださいね。
これ以外だとオープンハイコードの部類に入ります。また別記事で紹介します。
Fadd9の押さえ方【ギターコードフォーム】
Eadd9の平行移動フォームですが下記が第一選択肢ですね。
関連フォームはこんな感じ。結構探せばまだまだあります。押さえたことないフォームも多いのではないでしょうか?
使いやすいフォームを紹介しますね。
Gadd9の押さえ方【ギターコードフォーム】
色々ありますが、これが一番簡単。アルペジオでも綺麗に響きます。
G関係の派生フォームも山ほどあります。M7、6、9、#11を自由に組み合わせてOKです。
Aadd9の押さえ方【ギターコードフォーム】
これもDadd9と同じく3度がオミットされたコードフォームです。カラリと行こうぜ「ザ・洋楽感」。
もうちょっと3度の色彩感が欲しい場合はスーパーadd9フォームを使いましょう。日本的な鮮やかな風景になります。
派生系も沢山あります。これも何でも出来ちゃいますね。ストレッチフォームだとクローズド(密集)ヴォイシングになって美味しいです。
まとめ
- まずはadd9の基本の最初の形をしっかり覚えよう!
- 基本形を使えるようになったら、派生形も使ってみて見える景色を変えよう
- 洋楽っぽさや浮遊感を出すにはadd9は必須!一つに縛られずに自由にヴォイシングしよう!