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【ギター】テンションコードでブルースをおしゃれに弾く!【基礎編】

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ギタリストのゆき かつや(@manic_lab)です。

ギター歴31年目。プロデビュー19年目。音楽を全力で愛して生きてます。レッスンでは現在約60名の生徒さんを指導中→詳しくはプロフへ

 

ギターでブルースを渋くお洒落に弾きたくないですか?

ギターといえばブルース。ブルースといえばギター。

でもA7-D7-E7というシンプルな3コードは

「なんかイナたくて飽きちゃった」「もっと深夜のジャズバーみたいな感じで渋く弾きたい」

というオトナな生徒さん、かなり多いです。

今回の記事では

ジャズで使うテンションコードを覚える

ブルースのコード進行にテンションコードをハメる

ちょっとした小技も覚えてお洒落なブルースにする

上記をサクッと解説します。

なんだか難しそう?

全然そんなことないです!ローコードを覚えるようにテンションコードもフォームで丸覚えしちゃいましょう!

※この記事は3分ほどで読み終わります

【ギター】テンションコードでブルースをおしゃれに弾く!【基礎編】

基本の12小節のブルース進行

今回は Aのブルース進行を題材にしていきます。コード進行は基本的にはこんな感じ。

ギター A ブルース コード進行

ミディアムシャッフルで 「ダァカ ダァカ ダァカ ダァカ」とダウンアップで弾きます。

2小節目はD7で合ってるの?

ブルースのコード進行はいろんなバリエーションがあります。

最初の4小節はずっとA7、と弾いてきた方も多いですよね。それも正解です。

結構古め(1910年代〜)のルーツブルースなんかはそれです。

ジャズやファンク、R&Bなどのブルースでは「2小節目はⅣに上がる」上記の譜面のコード進行が多いです。

汎用性が多いコード進行なので上記Ex-1のコード進行で覚えておきましょう。

コードをテンションコードにする!【フォームは2つのみ】

ここから「ブルースお洒落化計画」を進めるわけですが、まずはコードをテンションコードにしましょう。

使うフォームは2つのみです。

6弦ルートの◯13 コード

A7をテンションコード化してA13にします。

ギター A13 コードフォーム テンション

POINT!

・最初はなかなか慣れないコードフォームですが、ジャズ、ファンク、Soul、R&Bなどで必須フォームなので、しっかり覚えましょう。

・1弦は小指で触れてミュート

5弦ルートの◯9 コード

D7、E7をそれぞれテンションコード化してD9、E9にします。

ギター D9 E9 コードフォーム テンション

POINT!

・これもジャズ、ファンク、Soul、R&Bで超絶必須フォーム!

・D9とE9はフォームが同じで平行移動するだけ

・6弦は親指でしっかりミュート

・1弦は弾かない場合はミュート、1弦を弾きたい場合は薬指で3〜1弦セーハして鳴らしてもOK!

テンションコードの3コードブルースの完成

コード譜は下記のようになりました。お洒落ですな〜。

ギターブルース テンション お洒落

シンコぺのリズムでさらにお洒落度アップ!【お洒落ギターブルース完成】

コードを変えただけでも印象は変わりますが、さらにリズムを変えてニュアンスをつけて弾けるようになりましょう。

コードスライドで半音上、半音下から

コードスライドとは、その名の通りコードフォームごとスライドさせるテクニックです。

・コードスライドは半音上 or 半音下からスライドさせる

 

・スライドするタイミングも8分、16分とリズムにしっかり合わせる

コードスライドを使うとシンコペーションで頭を食うようなリズムで演奏するときに、音を呑むニュアンスが簡単に表現できます。

ファンクのリズムギターカッティングでコードスライドを練習【Tab譜】

ファンクのカッティングでコードスライドを練習しましょう。

ブルース進行をファンクの16ビートのリズムにしたものです。よく使われるコードスライドとファンクのリズムなので、デイリートレーニングとして活用してください(ダウンロード可)。

ギターAブルース ファンク

 

シンコぺでブルースのスウィングフィールを表現する!

さて、いよいよ総仕上げです。

半音上、半音下からのコードスライド(この場合は経過音的パッシングコードともいう)を使い、さらに12小節の終わり2小節(ターンバック)を少々アレンジして、本格的な感じでお洒落ブルースを仕上げましょう!

ギター ブルース お洒落 テンションコード

まとめ

  • 9、13のコードフォームを覚える
  • コードスライドのニュアンスをファンクカッティングで練習
  • シンコペーションをうまく使ってジャジーなスイングフィールを出す