ギタリストのゆき かつや(@manic_lab)です。
ギター歴32年目。プロデビュー19年目。音楽を全力で愛して生きてます。レッスンでは現在約60名の生徒さんを指導中→詳しくはプロフへ
やってはいけないギター練習を知ってますか?
結構そうとは知らずにやってる方多いです。
大人の方の話です。
今回の記事を読めば、やってはいけないギター練習がわかり、それを回避する思考法が身につきます。
※この記事は3分ほどで読み終わります
もくじ
やってはいけないギター練習方法【下手になる・時間の無駄】
①覚えたいことをノートにまとめる
②テレビを見ながらギターの練習をする
③Youtubeのギター動画を見る
順に詳しく説明していきます。
①覚えたいことをノートにまとめる【やってはいけない】
長年レッスンをやってきていろんな生徒さんを見てきましたが、一番やってはいけない事がコレです。
覚えたいことをノートに図表で細かく几帳面にまとめる方
→100%その内容は覚えられません
はい。残念ながら事実です。
これをやってしまう方の年齢性別も決まってまして、中高年以上の男性です。
非常に真面目で几帳面な方が多いですね。これまで何十人とそういう方を見てきました。
ノートにまとめる、パソコンできっちり何時間もかけて図表を描くその時間
ギターを弾く時間に当てた方が良いですよ
ギターを弾く行為というのは、全て記憶しておかなければならないリアルタイムの行為、です。
もちろん覚えるためにまとめるのだと思いますが、まとめただけで満足してる事が多いのではないでしょうか。
物事を学ぶためにまとめる時というのは、自分なりの方法でそれを覚えたい時ですね。
しかし、初心者の方が自分なりにまとめたものというのは
・それ自体がすでに間違っている
・非常に効率の悪い覚え方をしている
という場合がほとんどです。
ましてやレッスンに通っているのであれば、講師がその内容をまとめたテキストが必ずあるはずです。
でも、自分なりに考えたい、のですよね。。。
これが最大にやっかいなプライドなわけです。中高年以上の男性に多いというのは、そういう事です。
「自分なりに考えた方が覚えやすいし早いはずだ」
と、自分が知らない分野に関しても思ってしまうんですね。
これははっきり言って慢心です。
そんなプライドは捨てるべきです。
言葉を選ばずに書きますが
その素人考えのどーでもいいプライドが、ギター上達をめちゃめちゃ遅くしています
あなたがまとめたものは、すでに教材として存在します。
ならば、もう何も考えずにギターを弾くだけ、ですよね。
②テレビを見ながらギターを弾く【やってはいけない】
これはやってしまいますよね。僕も若い頃はそんな事してました。
弾かない、よりはもちろんマシです 笑。とりあえずギターを手にしているわけですからね。
しかし、この言葉を覚えておいてください。
あなたが天才ならば、テレビを見ながらギター練習してもOKです
テレビをつけていても、ギターを弾き始めたら、テレビの音なんか聞こえなくなるくらい集中する。
これほどの集中力の持ち主ならテレビをつけていようが、隣で誰かが喋っていようが、どんな環境でも練習できるでしょう。
もしくは、ギターを弾き始めたら楽しくなって、テレビの音がうるさくて切る。こういうマインドなら大丈夫ですね。
普通の人は2つ以上のことを同時に覚える、考えることは難しいです。
難しいというか、とても効率が悪いんですね。
ギター練習というのは
・左手の指の動き
・視覚的な指板上の位置
・右手のピッキング
この3つのことを、視覚と聴覚を同時に使って脳内で情報統合する、という非常に複雑なことをやらなければいけません。めちゃめちゃ情報量が多いし、それをリアルタイムで処理する脳はガッツリフル稼働してなければいけません。
そんな忙しい脳内。
そこにテレビの映像、音声、人の声、BGMが加わって。。。
処理できるわけがないですよね。
テレビを見ながら1時間ギター練習をして、その3時間後に覚えているのはテレビの内容だけでじゃないですか?
テレビを見ながら1時間練習 → テレビを見ないで3分練習したのと同じ、くらいなものです。
テレビを見ながら週に3時間ギターの練習をしてます!という方
テレビを見ながら年間で144時間のギター練習
→ 実際には7.2時間分しか練習できていない
これで何かを得ようとする方が間違いではないですか?
残りの136時間。。。無駄すぎませんか?
いや、、、それでも、、、
ギター練習がツラすぎて、テレビ見ながらじゃないとできないんですよね
はい。なるほど。。。
では、なぜそこまでしてギターを弾かなければならないんでしょうか?
ギターを弾く事が仕事でもなければ、収入源でもない。趣味なわけですから、楽しくやれない趣味を続ける必要はないわけですよね。
一旦ギターと距離を置いて、また楽しく弾けそうな気になった時に弾く。それでいいと思います。
テレビを見ながらギターを弾く、というのは、結局根本的には
なぜあなたはギターを弾きたいのか?というマインドの問題
にたどり着きます。
テレビを切って、心を穏やかにして、自分の心の声としっかり対話をしてください。
③Youtubeのギター動画をただ見るだけ【やってはいけない】
これもあるあるですよね。
これは、ただ見るだけだ、という気持ちで、ただ見ているのなら全然OKです。
問題は
Youtubeのギター動画をただ見ただけで、練習した気になってる方
です。
テレビに引き続き、まあ、しょーもない内容ですよね笑。
子供か、と。
子供ならまだいいんですよ。親が怒ってくれますからね。
大人はやっかいです。誰も怒ってくれませんからね。
大人になって成長が止まる要因の一つです。
もちろん、自分で自分を律してこそオトナ、であるわけですが。
それすらできない方が多くいるのもまた事実です。
そんなどーでもいい、しょーもないことにも、ギターが上達しないマインドがあるということですね。
練習しようと思うのであれば
・最低限、ギターを手に持った状態でYoutubeを観る
・あ、これいいな!と気になる事があれば、動画を止めてギターを弾く
・動画中に気になる楽譜が出てきたらスクショを撮っておく
・自分が覚えたい内容の動画をプレイリストにまとめる(まとめすぎ注意!やってはいけない①参照)
これくらいやって初めて
Youtubeを見ながらギターの練習をしてます
、と胸を張って言えます。
そして、これもやはり「なぜあなたはギターを弾きたいのか?という根本的なマインド問題」に繋がるわけで。
Youtubeのギター動画を観るだけで満足なのであれば、プレイヤーではなくリスナーで良いのかもしれません。
まとめ
- 覚えたいことをノートにまとめるのではなく、適当なメモ書きでも良いのでサッと書いて、あとはもう実際にギターを弾きながら体で覚えるべし!
- シーンとした何もない一人の部屋でギターが弾けないのなら、どこか外で誰かと一緒にギターを弾くのも良い!(でも結局は一人でも楽しく練習できないのなら、ギターなんかやめて遊びに出てもいいと思う)
- 「Youtubeを見てるだけ」の時、人間の脳は完全受動状態になっていて何にも覚えていない。能動的に動いて初めて「学び」に変わる
ということで今回は以上となります。
今回はマインドに重点を置いた話になりました。
先にも書きましたが、マインドというのは「誰も何も指示してくれない大人だからこそ必要な話」なわけです。
子供のマインドはある意味、親が支配してるので、その支配下にいる限りは自分の頭で何も考えなくてもいいので、子供はスイスイと上達します。
大人の方が何か新しいことに挑戦するときは「自分なりにこれまで培ってきた方法論や思考法=プライド」が邪魔をして、上達の妨げになる場合が非常に多いです。
自分が知らないこと、知らない世界をありのまま受け入れる
という素直なマインドが、実は上達の一番の近道です。
つまりは、信じる、ということです。
子供や20代30代の若い方、大人でも女性の方は、この「素直に信じる」というマインドを持っている方が多いので圧倒的に上達スピードが早いです。
あなたはどうでしょうか?