
CからFへのコードチェンジがうまくできない人
「Fを押えるだけでも必死なのに…コードチェンジなんて出来ない!手が速く動かない。音が鳴らない。ホント、どうすればいいんですか?良い練習方法を教えてください!」
こういう疑問に答えます。
本記事の内容
- 【プロの技】CからFのコードチェンジの練習法はこれ!【ギター爆速エクサ】
- C-Fコードチェンジ爆速エクササイズ【実践】
- エクササイズ実践時のマインド
この記事を書いている僕は、ギター(音楽)歴30年ほど。現在約60名の生徒さんにギターを教えています。
初心者で始める方がほとんどですが、みなさん、今回紹介する練習方法でCからFへのコードチェンジが出来るようになります。
先日こういうツイートをしました。
Fを含めたコードチェンジ
— ゆき@ギターレッスンテキストをWeb上につくる🎸 (@manic_lab) May 27, 2019
例えば、CとFのチェンジですね。
反復練習する時に1番大事な事は
✅最初は力を入れて押弦せずに
✅CとFそれぞれのコードフォームを瞬時に行ったり来たりして
✅空振り練習をする
です。
音を鳴らそうと焦るあまり「チェンジしてる最中」に脱力できてない方が多いですね☺️
CからFのコードチェンジの練習段階で一番大事なことは
脱力して空振り(素振り)練習をすることです
では実際に見ていきましょう♪
※この記事は5分ほどで読み終わります
もくじ
【プロの技】CからFのコードチェンジの練習法はこれ!【ギター爆速エクサ】
CからFにコードチェンジができない原因【結論】
なぜ、素早くCからFにコードチェンジができないかというと
力が入ったままコードチェンジしようとしているから
です。
なんの楽器を演奏するときでも「動きをともなう」つまり、動作というのは必ず付いてきます。
そして、演奏には素早い動作が必要です。
素早い動作は、力んでいてはできません。
演奏時の力みに関しては、なぜギターを弾くとき左手の脱力ができないのか?【原因完全解明】の記事も参考にしてみてください。

では、実際にコードチェンジする状況を想像してみましょう。
1、まず、Cを押さえている(グッと力が入っている)
2、Fにチェンジしようとする
3、Cを押さえている指先や腕の力を抜かないまま
4、Fのコードフォームに手を動かそうとしているが、力が入っているのでうまく動かない
5、Fのコードフォームが完成する前に、もう人差し指バレーや他の3本指も弦をグッと押さえようとしている
6、未完成のフォームのままで、Fコードの音がうまく鳴らない。。。
初心者の方は、3〜6までの間に3秒間くらいかかっていませんか?
これでは、実際にコードチェンジして曲を演奏するには程遠いですよね…。
これは初心者の方みんな通る道です。
そうやって力が入ったまま練習して、腕や指が筋肉痛になり、、、でも3〜4ヶ月経つ頃には、徐々に力が抜けてきて素早くコードチェンジが出来るようになります、が、、、
いや、そんなに待てない!もっと早く上達したい!
ですよね。
最初からもっと効率的に練習して、早くいろんな曲を弾きたいですよね。
これから紹介する練習方法は、コードチェンジの動作を2段階に分けて練習します。
では、楽しみながらやっていきましょう♪
C-Fコードチェンジ爆速エクササイズ【実践】
Ex-1 まずは素早く動く!【型を覚えよ】
まずはコードチェンジの素振り練習をします。
では、Cコードを押さえてください。
Cコードが不安な方は、Cコードを鳴らす為にチェックすべき7つのポイント【ギター初心者】の記事もみてくださいね。
Cコードの形に指を置いたら
押さえずに弦をそれぞれ軽く触れている
状態にしてください。
押さえてはいけません。指を置くだけです。
では、この状態からFにチェンジしていきます。
まだまだ、焦ってはダメです。
動きの手順をしっかり覚えてください。
Cから、まずは人差し指と親指だけを動かします。
人差し指は上にまっすぐ伸ばしてバレーの形に
同時に親指をネックをそわせながら下に下げる
人差し指と親指を同時に動かすのですが、ネックの周りを回転させるイメージです。
まずは、この回転の動作を100回素振りをして、1秒間に2回往復できるようにしてください。
実際の動きは動画で確認してくださいね。(音声はありません)
Ex-2 人差し指親指回転の後に残り3本を移動!
どうでしょうか?
この素早い回転は、力んでいたら絶対にできません。
肩、腕、手首、指と左手全体を脱力してリラックスした状態で練習してください。
この瞬時の回転テクニックさえできてしまえば、もう80%はクリアしたも同然です。
では次に、中薬小指を移動させていきましょう♪
CとFでは共通のポジションの指があります。
5弦3フレットの薬指は動かしません
なので、動くの中指と小指のみですね。
CからFへのコードチェンジでは
・中指は1つ下の弦、3弦2フレットにおろす
・小指を薬指の真下、4弦3フレットにおく
FからCへのコードチェンジでは
・中指を1つ上の弦、4弦2フレットに移動
・小指をはずす
ですね。
あ!まだ、押さえてはいけませんよ。
軽く弦の上に指を置いている状態をキープしてください。
バレーの人差し指もです。
この状態でまた100回くらいは素振り練習をしてください。
これは空手でいうところの、一人でやる「型」です。まずはこの動きの型を徹底的に指に覚えこませてください。
力を入れずに素早く型を反復練習
です。
動画でも確認してくださいね♪(音声はありません)
Ex-3 最後に力を入れてそれぞれのコードを押さえる!
型が出来上がりましたか?
素早くパッとフォームをチェンジする、という型さえできてしまえば、あとは実践です!
グッと力を入れてパンチを当てていきましょう!
手順をおさらいしておきますね。
1、Cを音が鳴る状態にグッと押さえる
2、スッと力を抜き、さっきの型移動回転技を使い、素早くFにチェンジ!
3、Fの形が出来上がったら、人差し指バレーと中薬小指に力を入れグッと押さえる
まずは、この3段階に分けて練習をしてください。
ずっと反復練習を続けていると、そのうち
手順1、2、3の動作の境目がなくなっていき、スムーズにCからFにコードチェンジが出来るようになります!
動画でも確認してみてください(音声はほとんどありません)。
Cの押さえ方に関しては、Cコードを鳴らす為にチェックすべき7つのポイント【ギター初心者】
Fの押さえ方に関しては、【最終兵器】Fコードが鳴らない時は右ひじでグイっ!【ギター初心者】
の記事も参考にしてくださいね。


エクササイズ実践時のマインド
はい、お疲れ様でした!
動画で見ると簡単そうにやってるように見えますが、なかなか難しいですよね。
練習するときの心構えも書いておきますね。
すぐできるようにはならない
もう、これは当たり前ですよね。
今日3時間練習しても、すぐには出来るようになりません。
1日5分、10分でもいいので、空き時間を上手く見つけて、少しずつ練習していくようにしましょう。
指の動きを体と脳が覚えてしまうまではある程度時間がかかります。
週末にまとめて練習する!なんてこともあると思いますが、その場合は
1時間とか続けて練習するのではなく、5分練習したら5分休む、という感じで
練習時間をこまめに区切って、弾いたら休憩、弾いたら休憩、と繰り返してトータル1時間練習にしましょう♪
コードの音は3音鳴れば良しとする
それぞれのコードは、押さえ方をすごく練習して、とりあえず全部の弦が鳴るようになった。
なのに、実際に曲やテンポに合わせてコードチェンジすると音が鳴らない。。。
最初はそれで全然OKですよ〜!
コードチェンジの練習は、コードチェンジの練習。
音が出る出ないは置いときましょう。
それぞれ3本くらい弦の音が鳴ってれば良しです!
コードチェンジの練習、と、コードを鳴らす練習はそれぞれ別の練習です
この2つのことを同時にやってしまおうとするので、最初は上手くいかない。。。
当たり前ですよ!!
それぞれ、別々に練習して、それぞれが上達していって。。。
最終的に、コードチェンジのタイミングもバッチリで、コードの音も全部鳴ってる
という完成状態が出来上がります。
誰とも比べる必要はない
そして、一番大切なことですね。
ツイッターとかYoutubeとかみてると、どんどんみんな上手くなっていってる。。。
私は上達が遅いんだろうか。。。あぁ、焦るなぁ。。。
何も心配することはありません。
他の人がどれだけ上手くなろうが、あなたのギター人生には何の関係もないことです。
焦る必要は全くありませんよ♪
とはいえ、どれくらいのペースで上達するのが普通なのかなぁ
と気になるとは思います。
あなたのギターの上達速度は遅いのか?早いのか?【実例あり】の記事を参考にしてみてくださいね。

まとめ
- 練習は段階を細かく分けましょう
- 焦る心が力みを生みます
- 深呼吸をして落ち着いてやれば、電光石火、素早く動けるようになります
ということで今回は以上となります。
何事もそうですが、早く出来るようになりたい!とか、やばい焦ってしまう!というような、、、邪念や心の迷いが全て動作に表れます。
あー、今日はダメだ!という日は、ギターなんて置いて、外に出て遊びましょう。
今日は集中できるぞ、という日は集中してグッと時間をかけてやりましょう。
それくらいの心持ちで良いと思います♪
楽しみながらどうぞ!